マヤの世界終了の予言が外れ、早、数百年。流行は新しい物から古い物のサイクル。だがレトロを通り過ぎて、
旧石器時代みたいな感じの世の中が最新のモードになっていた。めくるめくる変わる日々、人の心も変わる、死んでは生まれ変わる。
ただ唯一私は変わらない、肉と骨とこの呪われた血で形成された人間だ。一人の人間なのだ。皮膚をすりむけば血が出るし、鉄の味がする。
なのにこの流れる血のお蔭で遠いこの地でひっそりと住んでいる。ただただ溜息がでるよ。「魔矢真木の憂鬱な血と地 より」